SightUP

UX

Mobile App

UI

Summary

SightUP は、視力ケアを簡単に管理できるモバイルアプリです。ユーザーに合わせたデイリーケアルーティーンを提供し、カスタマイズ可能な目のエクササイズや視力テストで最適な検診タイミングを提案。視力トラッキング機能で処方情報や変化を記録し、継続的な目の健康管理をサポートします。

Link

https://sightup.ca/

Members

Lead UI/UX Designer: Yuriko Kikuchi
Project Manager, 

UI/UX Designer: Moon Young Lee
Product Designer: Izabela Nadu
UI/UX Designer: TzeXuan Yap

Project Manager, Lead Developer: Rafael Ferreira
Full Stack Developer: Cecilia Lopez
Full Stack Developer: Sidney Kai

Duration

13 weeks (Sep - December 2024)

Skills

UX Research, Wireframe, UI/UX Design

Design Tool

Figma, Illustrator, Photoshop

Contribution

  • UI/UXデザイン、リサーチ全体をリード

  • 拡張性のあるデザインシステムを構築

  • ユーザビリティテストを通じて使いやすさを向上

  • パーソナライズされたオンボーディング、処方管理、アカウントを設計し、ホーム画面を共同デザイン

  • 他部門と連携しながら開発を推進

Initial Thinking

自宅での視力検査を検討する中で、より重要な課題として「子どもの弱視(Lazy Eye)の早期発見」に需要があると推測しました。そこで、保護者や介護者が手軽に視力スクリーニングを行えるアプリのアイディアを検討しました。

Potential Target Users

  • 子どもの視力を気にしている保護者

  • 運転や仕事、日常生活のために視力の変化を管理したい大人

  • 矯正レンズを使用し、定期的な視力チェックが必要な人

Research Methods

  • 競合分析

  • ユーザーインタビュー

Competitive Analysis

現在、目の健康や視力向上に特化したアプリがいくつか提供されています。主な競合である、「Eye Testing | Eye Care App」「LooC」「Eye Exercises and Vision Test」などを調査しました。これらのアプリは、視力チェックや目のエクササイズ、進捗管理の機能を提供し、ユーザーの目の健康維持と向上をサポートしています。

User interviews

視力矯正の有無に関わらず、多様な参加者を対象にユーザーインタビューを実施。目の健康や視力管理に対するさまざまな視点を理解し、より幅広いニーズに対応できるアプリ設計を目指しました。

Findings

  • 特に子どもの視力異常の早期発見は、一般的な視力検査では難しい。

  • 多くのユーザーは、視力測定だけでなく、目の健康全般を気にしている。

  • 目の健康は、一般的な身体の健康と比べて見落とされがちである。

  • 効果的な目のケア方法についての認知が不足している。

  • デジタルデバイスの使用時間の増加により、眼精疲労や将来の視力への影響を懸念する声が高まっている。

Problem

目の健康管理の重要性が高まる一方で、多くの人が視力を手軽にチェックし、維持するためのツールを持っていません。従来の視力検査はクリニックでの受診が必要であり、予防的な目のケアに対する認知も十分ではありません。さらに、ユーザーは頻繁に眼科を受診せずに、視力の変化を簡単に記録し、メガネやコンタクトの管理をしたいと考えました。

Solutions

毎日のチェックイン機能

ユーザーが日々の目の状態を記録し、目の健康を習慣化できる仕組みを提供。パーソナライズされたアドバイスやライフスタイル管理機能で、予防的な視力ケアをサポート。

目の疲れを軽減するガイド付きアクティビティ

目の疲れを和らげ、集中力を高め、リラックスを促すエクササイズを提供。ユーザーの症状や日々の習慣に基づいて調整され、生活の中に無理なく取り入れられる。

Vision Tests

視力や乱視を測定するインタラクティブな検査機能を搭載。直感的なステップごとのガイドにより、誰でも簡単に実施可能。過去の記録と比較できるため、視力の変化を把握し、眼科受診の必要性を判断しやすくする。

Vision History Tracker

視力検査の結果、処方情報、メガネやコンタクトの詳細を一括管理。定期的な更新や眼科受診のタイミングを通知し、適切な視力ケアをサポート。

Persona

リサーチ結果をもとに、年齢層、視力の状態、デジタル習慣などを反映した詳細なユーザーペルソナを作成。多様なユーザー像を明確にすることで、より適切なデザインの意思決定を支援。

User Flow

各機能ごとの、ユーザージャーニー、情報設計を整理することで、各機能の連携を直感的な流れにし、スムーズなユーザー体験を提供。また、限られた時間での実装完結のため、早い段階で実装チームへ機能面の設計を共有。

Wireframe

4人のデザイナーで構成するデザインチームのため、デザインを統一させるため、具体的なモックアップに進む前に、コア機能のプロトタイプを作成し、構造を検証するためのローファイワイヤーフレームを制作。

User Test

さまざまな視力状態のユーザーを対象にユーザビリティテストを実施し、ナビゲーションの分かりやすさ、テストの精度、全体的な使いやすさに関するフィードバックを収集。

Hi-Fidelity

ワイヤーフレームを洗練されたビジュアルデザインに落とし込み、アクセシビリティを考慮しながら、シンプルでモダンなデザインを実現。

Design System

スケーラブルなデザインシステムを確立し、一貫したタイポグラフィ、カラースキーム、UIパターンを適用することで、アプリ全体の統一性を維持。

UI Kits & Components

ボタン、フォーム要素、モーダル、インタラクティブコンポーネントを含む包括的なUIキットを作成。
すべての機能でデザインの一貫性を確保するため、再利用可能なコンポーネントを標準化。

Takeaways

もし、さらに時間があれば…

  • より深いユーザーテスト:子どもや高齢者を含むさまざまなユーザー層でより広範なユーザビリティテストを実施し、操作性やアクセシビリティをさらに改善。

  • 高度な視力分析:AIを活用した視力分析を探求し、ユーザーのテスト結果に基づいたよりパーソナライズされたインサイトを提供。

  • ゲーミフィケーションの強化:継続的な視力管理を促すため、連続チェックインの記録やリワード機能を導入。

  • 眼科クリニックとの連携:ユーザーが視力データを直接眼科医と共有できる機能を開発し、長期的な健康管理をサポート。

  • メガネ購入&眼科予約機能:処方箋に基づいたメガネ購入や、アプリ内での眼科予約を可能にし、利便性を向上。

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